「イベンターノートが声優にインタビューしてみました」をイベンターが真剣にレビューしてみました
僕は在宅なのでイベンターではないかもしれませんし、レビューというよりは感想文で、日本語が不自由なのは仕様です、すみません。
さて、先日6月24日に「イベンターノートが声優にインタビューしてみました」が発売されました。
発売日は金曜ということで、各種イベントが重なるこの週末にぶつけてきてるあたり、イベント現場で話題になり口コミが広がることを狙っているのかもしれません。
僕が勝手にTwitterでフォローしている界隈の方が出版したらしいということを聞き、早速購入して読み進めたところ、その内容の濃さに圧倒されました。
ということで今回は感想記事を書かせていただきます。
※未読でしたらネタバレ多いので注意してくださいね。
もくじです。
イベンターノートとは
レビューの前に、ご存知でない方向けに書きます。
公式によると
イベント・ライブ情報ならイベンターノート
あなたは自分が好きな声優やアイドル、アーティストのイベント情報を集めるのに苦労していませんか?今までに行ったイベントの数や使った金額を覚えていますか?
あなたの好きな声優やアイドル、アーティストのイベントに関わる全ての情報をとても簡単に管理することができるサービス。
それがイベンターノートです。
Eventernote (イベンターノート) Eventernote イベンターノート
とあります。
好きなアーティストをいくつか登録しておくと、イベント情報をレコメンドしてもらえたり、外部のカレンダーと連携してスケジュール管理が行えるウェブサービスです。
イベント情報はイベンター自身が登録していくのですが、Twitter連動しており、誰が編集したかわかる仕組みになっているため、ヲタクの自己顕示欲を上手く利用したサービスとなっております。
年始にはイベンターアワードという、前年一番活躍したイベンターを表彰するという式典もあり、刺さる人には強烈なインセンティブになるのかもしれません。
ブログを運営していると、コンテンツを全て自力で生み出し宣伝していくのはしんどいなーと感じることもあり、こうしたユーザーが自然にコンテンツを増やしてくれて、それをSNSで拡散してもらえる「仕組み」がとても参考になります。
アクティブなユーザーはやはり、声優系のイベンターが多いです。
例えば、こちら。
イベント・ライブ情報検索 Eventernote イベンターノート
6月28日(火)の登録イベントになります。
右の数字が参加登録しているイベンターさんの人数です。
やはり、みもりん圧倒的ですね。ほんと童貞殺す表情してます
平日なのにこれだけの人数集められる声優さんはなかなかいません。
比較対象として、6月26日(日)にパシフィコ横浜で行われた内田彩さんのライブをご用意しました。
キャパ半分なのにみもりん健闘しています。
みもりんのライブはバースデーライブでもあり、加えてゲストに人気声優の大坪由佳さんがいらっしゃるので、かなり特別なケースかもしれません。
そりゃ推しの声優さんの誕生日だったら、キャパ少なくても、平日でも無理して行きます。
おはよー( ´ ▽ ` )ノTwitterみたら一番上にこのタグが!!笑
— 三森すずこ (@mimori_suzuko) 2016年6月27日
#すずこ20代最後の日
そうですね、20代最後の日です♪
でも、なにも変わらない月曜日です。
あと、すずこじゃなくてみもりんが良かったです。笑
みもりんのこの感じ好きです。すずこと呼ぶのはやめましょう。
業界的に偉大な諸先輩方を見てると、ヲタ側も年齢には寛容ですし、ネタに出来る人の好感度高いです。
かなり話が脱線したのですが、このようにデータが揃っているので比較して遊ぶのも結構楽しいです。
次にアクティブが高いのはアイドル界隈でしょう。
その他にも、コミックマーケットはもちろん、ネット民の馴染みの深い野球、声優さんが多々出演することがある舞台、やはり音楽好きの人が多いのか、バンドさんのライブなども登録されています。
同じイベントに参加するイベンターを可視化できるのもよいですね。
ぜひフォローして監視しときましょう。
イベノは、本職を別に持っていらっしゃるイベンターさんの手で運営されています。
かつては「楽しさ」だったり「笑顔」を受け取る側だったイベンターさんが、共にイベントを盛り上げてゆく側に回るというのは、とても夢があることだし、一緒に業界を盛り上げてゆく感じがたまらなくいいですね。
アニソン関連で文章をたっぷり堪能できる媒体はあまりない
僕はいち声優ヲタクとして、声優系の雑誌を色々読んできました。
昔は声優さんのグラビアが沢山のっているような、視覚的に楽しめる本が好きだったのだけど、なんとなく物足りない気持ちがありました。
そんな中ハマってしまったのが「リスアニ」という「アニソン」専門誌です。
アーティスト、声優の写真もちゃんとあるけど、なんといっても圧倒的な量のインタビュー、業界のプロによるアニソンレビューなどかなりの読みごたえがあり、僕が今現在唯一購読している業界誌です。
僕はこうしてたまにアニソン関係のうっすい記事を書いてるわけですが、アニソン関連のブログというものもあまりありません。
アニソンレビューで言うと、須永兼次さん(現リスアニライター)さんのレビューブログがものすごく熱と文章量があり読み応え満載なのですが、現在は本職に力を入れてらっしゃるので、更新があまりありません。
このように定期的に上げてる人がたまにいても、更新が途絶えてそのままということが多いです。
じゃあ自分で書けばよいやとブログを始めてみてはみたものの、なかなか難しいのです。
特に、僕は想像力がとても無いので、とにかく人の文章を吸収して刺激を受けないと何も書けません。(致命的)
上記の理由で、まとまって感想やレビューを読める媒体を渇望していたふしがあります。
イベントの感想レビューが読める。そうEventernoteならね。
イベンターノートだったら、気になる公演の感想を書いている人がいれば読むことができますし、その人のTwitterをフォローすれば、その後も情報を手に入れることができるようになります。
上の方で書いた、EVENTER AWARD(イベンターアワード)の中に「ベストレビュワー賞」というものがあります。
これはその年でもっともいいレビューを書いた方に送られるものですが、受賞者の方々が愛と情熱の篭った魂のレビューを書いてらっしゃるので、とても参考にしかなりません。
個人的な様々なもので行けなかったイベントがあったのですが、文化的文脈がわかる人しか読めない濃密なレビューでなんとも言えない気持ちになったものがありましたので参考URLを貼っておきます。
偉大な諸先輩方に少しでも追いつけるようなレビューを書けるようになりたいものです。
#イベノ本の感想
ものすごく前置きが長くなりましたが、ようやくレビューっぽいものが書けるようです。
まず、おおまかな構成を見てみましょう。
- イベント制作側へのインタビュー(声優、制作スタッフ、MC)
- イベント参加側の座談会、生の声
- イベント統計データ分析
イベノ本ですので、当然のように「イベント」という文字が並んでいますね。
従来ここまで「イベント」にフォーカスした本はないのではないでしょうか。
特に、統計データの蓄積はイベノにしかできないでしょうし、普通に有料で欲しがる業者がいるかもしれません。
では、中身を細かく見ていきましょう。
僕は三澤紗千香ちゃん!
「声優にインタビューしてみました」とあるように全面に押し出しているのは声優インタビューですね。
竹達彩奈、西明日香、三澤紗千香、小倉唯、M・A・O、伊藤美来*1
有名どころもしっかりと押さえています。
インタビューの内容はもちろんイベントやファンとの関わりがメインです。
ただやはり、インタビューというのはその人の背景を知っていなければ読めないものもあるので、全員分を本当の意味で楽しめたという強ヲタはほんと強いですね。
強強ヲタです。
僕的には、アーティストデビュー当時から見ていた三澤さんの部分を食い入って読みました。
アクセル・ワールドのヒロイン抜擢&ED担当、アーティストデビュー直後のアニサマ出演などの裏側など、あの頃は本当に大変で負荷がかかっていたように思います。
それから、師匠である鷲崎健さんとのラジオでのお話なども非常に興味深いです。
ワッシーこと鷲崎健さんはアニメラジオやイベントでのMCならこの人!*2 で、初期の頃に一緒にお仕事できたのはかなり幸運なことのように思います。
イベノは現役イベンターさんの手で運営されていると書きましたが、インタビュワーも兼任なされていたのかもしれません。
そうだとしたら、もちろん推しの声優さんにお会いしたと思うので、一体どんなお気持ちだったのでしょうか。
やはり夢があります。
数人のインタビューが一部、出版連動企画として公開されていますので、興味のある方はぜひ。
もっと読みたい方はぜひ書籍で。
強いイベンター座談会
年間100イベント超えの”強い”イベンターであるお三方に、座談会方式で質問をぶつけて行くというものです。
なぜかお三方ともアカウント名が”ひらがな”でした。*3
色んな現場を経験なさってきたでしょうし、自然とイベントに対する哲学のようなものが醸成されているのが大変興味をそそられました。
読んでいてふと頭をよぎることが何個かあったので、引用もさせていただきながら紹介したいと思います。
かなりレビューから脱線気味かもしれません。
最前ってメンツ固まるよね
かわ 現場を見ていて「いつも客席に同じメンバーしか居ないな」と気づいたんです。ライブの最前を自分と仲間たちだけで占領していて、これでいいのか……と段々思ってきたんです。まずはちょっと離れてみて、全部行くのはやめようかな、となりました。ある声優さんやアーティストに対して、いつも同じメンバーが最前を固める、ということが本当にいいことなのかな?って思ったんですね。
これはデビューしたての方を推してるイベンターあるあるですね。
ライブをやるにしても最初はオルスタの小さい会場しか取れないので、チケットが先着順で整理番号が振られることになります。*4
現場に行っていると横の繋がりもでき、身内同士でチケットを効率よく入手するため、大きなハコになるまでは最前がいつも同じという現象が起きやすいと思います。
昔、熱心に推しているアーティストさんの初ライブで、当然FCもなく、チケット関係に慣れていなかった僕の番号はかなり後ろものでした。
そんな時、「お前は前で見るべき」といってチケットを交換してくれた方がいらっしゃったのです。
その方も疑問を抱いていたのかもしれません。
その後、目論見通りにそのアーティストさんに一層ハマっていく1人の男性がいたようですよ。
ヲタと認知と関係性
──推しに名前を憶えてもらうのは、やっぱり一番嬉しい瞬間?
全員 うん。
かわ 推しとの関係性が出来ている気になっちゃうんでしょうね(笑)
握手会やお渡し会など”接近戦”がとても多くなってきたように感じます。
もともとこういったイベントはアイドルの界隈で盛んだったと思うのですが、昨今の声優アイドル化の影響か、垣根がなくなってきたのではないでしょうか。
Twitterやブログでの発言を自分への私信だと捉えたり、イベントに通って名前を認知してもらったり関係性を深めたりと、「会いに行けるアイドル」と「会いに行ける声優・アニソンシンガー」はとても似ています。
私信や認知というものはかなり中毒性が高いので、扱い方には注意が必要です。
本来は演者さんを応援することが目的で、その過程で出る副生成物が私信や認知です。
ですが、その強い刺激にハマってしまい本来の目的を忘れてしまうと、近い関係性を求めるガチ恋勢となってしまいます。
イベントに対して義務感を持ってしまって、私生活が忙しかったり、その作品がどうしても合わなくて見ていないのに参加してしまう。
これは非常にキケンです。
男子校だったりと冴えない学生生活を送ってきて、大学入学と共に解き放たれたかのようにハマってしまう・・・といったことがあるので要注意です。(経験談)
そういったコミュニケーションが好きなイベンターさんは地下アイドル現場に行かれるといいかもしれません。
接近戦のライブや物販、握手会など地下アイドルさん達は関係性を売りにして、こちらを本職としているので、満足度は高いと思います。
近年は特に、ヲタクでアニメ好きな地下アイドルさんが多くなってきたので、共通の話題もあるし、ライブでもカバー曲を歌ってくれるので、親和性高いですよ。
「THE IDOLM@STER」「ラブライブ!」「アイカツ!」などアイドルを題材にしたアニメ*5が多数ヒットしていることもあり、「アニメ」と「アイドル」は切っても切れない関係性になってきているのかもしれません。
実際に、元々声優・アニソンシンガー系のイベンターさんで地下アイドル界隈に他界された方を何人か見ていますので。
ただ、ハイスペックな人間関係調整能力とコミュ力を備えていないと胃に穴が空くかもしれません。*6
長尺ヲタ芸禁止だぜ
──自分はこんなイベンターになりたい、こうはなりたくはないなどがあれば聞きたいです。
じんめん うーん、難しいですね。一言で言うと“厄介系”にはなりたくない、でしょうか。自分が楽しむために周りの事は一切顧みない、果てには推しにまで迷惑かけてしまうような人は実際に居ますよね。そうはなりたくないですね。自分もぐいぐい行ってしまって、周りが少し嫌がってるかもな、と思う時もありますけども。
このあとTシャツ問題が触れられていますが、僕が連想したのは光モノ問題でした。
業界的に、ペンライトを片手に一本というのが標準的になってきてますが、過去、光度の極めて高い長尺光モノの持ち込みがあった時代がありました。
例をあげると
- 工事現場の誘導灯
- 自作ペンライト(閃ブレ)(現業界標準のキングブレードのモデル?常時UOぐらいの光度)
- スパロン(スーパーロングサイリューム、50〜60センチぐらい?)
などです。
※現在は原則禁止の現場がほとんどです。
グーグル画像検索のリンクを仕込んでおきましたので、気になる方はご覧下さい。
特に「閃ブレ」に関しては当時かなり流行っていました。
光度の高いサイリュームである、UO(ウルトラオレンジ)や大閃光といった商品が好まれていたのですが、最高光度での持続時間が5分〜15分と短く、人によっては大量に持ち込み、大量に使用して、大量の廃棄が出来上がるというコストパフォーマンスが最悪のものでした。
という事情もあり、初期投資3千円程度で常にUO並の光度が得られる閃ブレが重宝されていたのだと思います。
当時も長さ制限はあったので、閃ブレは基準値以下にはなっていたのですが、本数制限がないため、これを両手にバルログ *7する人が表れました。
市販品のペンライトやサイリュームでしたら、太さも光度も大したことはないので、そこまで厄介に感じる人は少ないかもしれません。
ですが、この閃ブレを両手に8本持ってバルログされると結構な眩しさと圧迫感があったように思います。
そして更に進化し、熊手というものが出現しました。
画像を見てもらえばわかるように、確実に視界が塞がれます。
これを厄介と思わない人はかなり少ないんじゃないでしょうか。
禁止されたのは順当のように思いました。
今でもライブDVDなど映像で残っていると思いますので、興味がある方は2011-12年あたりを漁ってみてください。
──なんで彼らはそうしちゃうんだと思います?
かわ 自分をアピールしたいんじゃない?
とあるように自己主張が根底にあるのだと思います。
前述の熊手などは、悪い意味ですが確実に目立ちますし。
SNSの発達も要因の1つかもしれません。
Twitterなどで厄介自慢が身内だけで盛り上がっているうちはまだいいのかもしれませんが、その流れをそのまま現場に持ち込んでしまったり。
群衆心理というのは、過熱しやすく周りが視えなくなりがちです。
確かに身内ノリは本当に楽しいものですが、楽しいときこそ注意しなければいけないと考えています。
在宅の偏った考えなのであまり気にしないでください。
"イベンターの生の声をきいてみた。"
ここではイベンター総勢400人にアンケートを実施し、厳選された「生の声」を紹介しています。
大雑把に言うと、「声優」「イベント」に関してと、この2つはあなたの人生にどんな意味を持っているかという内容です。
イベント、ライブ、チケット、FCについては、そのまま運営に聞かせて欲しいものばかりでした。
現役イベンターさんには、濃い生の声を読んで見識を深めるチャンスですし、「イベンター」と聞いてあまりピンとこない方は、彼らの生態が理解できるかもしれません。
ここでも、個人的に刺さったコメントを引用させてもらいたいと思います。
イベントにおけるトライアングラー
理想的なイベントはアットホームであること。出演者とファンの間に心地いいコミュニケーションがあって、ファン側からも出演者側にアクションができるような。 逆に嫌なイベントは、あまりないですが、ただ単に騒ぎたいだけの人が多いと嫌です。 「イベントはみんなで創るもの」というのが持論です。「みんな」は「出演者⇔ファン」だけでなく「ファン⇔ファン」も重要で、このトライアングルの関係が良好なイベントが理想です。(神奈川県・30歳・男性・約20回/年)
よくなかったと感じるイベントには「一方通行的なコミュニケーション」が多いのかもしれないと思いました。
興業側→観客
観客→興業側
観客→観客
自身の主張ばかりで、一方的な言葉の押し付け合いになっていたら上手くいくわけないですね。
当然だと思いますが、演者もファンもお互いの言葉に耳を傾けることが重要なのかもしれません。
コミュニケーションが苦手な僕にとって身につまされる話です。
というかこれ、何にでも応用ができる根本的なことなので、普通にライフハックです。人生が捗りますね。
手数料何個あんの?
最近はチケットの手数料が高すぎる! 2000円のチケットに2800円とられることも…。 発券手数料、先行手数料、特別手数料に加えてコンビニで手数料がかかり、手数料の種類が多すぎる。
(大阪府・19歳・男性・約60回/年)
これに関しては、ほんとそう思います。
FCチケットは配送料もかかりますしね。
各種プレイガイド別、手数料比較のブログ記事を書いてみたらおもしろいかもしれません。
時代的には電子チケットへの流れが徐々にできているので、時間はかかるかもしれませんがそのうち解決するでしょう。
ライブマナー論は燃えるよね
ライブにはそれぞれ属している文化圏があると思う。オーケストラコンサートだったらドレスコードを守って静かに聞くだろうし、ヘドバンしながら圧縮しまくるライブもあると思う。そういうのを全部無視して荒れたライブだ、とか言うのはどうかと。郷に入りては郷に従え、ではないけど、自分が今まで経験したことがない文化圏のライブは文句を言う前に楽しんでみるのもいいのではないか。暴力沙汰とか、頭からキムチをかぶる、とかいうのは論外だけども。(青森県・25歳・男性・約10回/年)
そうですね、同じアニソンライブに属していても、公式でペンライトを自粛してもらう現場もあるぐらいで、それぞれの文化圏というのは確実にあります。
オルスタでモッシュが激しい現場もあれば、着席する現場もある。
アニソンライブの流行で、こうした文化圏どうしの相互交流が多くなり、こうしたことが噴出してきたのだと思います。
特に、異文化交流の場であるフェスなどは、こうした違いに寛容的でないと楽しめないのかもしれません。
ここで筆者は
この他には「MC中は気を使って欲しい」「レスを貰いに行き過ぎる行為はどうか」「公演中スマホを弄っている人が気になる」「握手会で演者と握手せずにふざけてるのが許せない」という意見 などがありました。
これらの意見は、代表的な「在宅・厄介の批判合戦」に関する意見です。例えば、掛け声や合いの手、演者への声掛けなど、積極的に公演に介入していくタイプの人はイベントとはそういうものだと信じているし、そうでない人を消極的だと批判します。一方、相対的に大人しく受動的なタイプの人は、暴れたり価値の無い掛け声を入れるのもやめて欲しい、ただ静かに演者に集中させてくれと言い、平行線になってしまいます。結局のところこれは価値観の相違から起きる問題であり、どちら側も正しい事を主張しているのです。
と言っています。
”どちらも正しい”はまさにその通りだと感じます。
自分の推しのイベントに関して、そういった行動が許せないから参加や応援自体もやめてしまうとはいかないので、ライブマナー論を始めてしまうと過熱し終わりが見えなくなります。
僕自身、こうしたことに一時期悩んだことがあったのですが、ライブを楽しむコツみたいなものがようやく見えてきたので、ちょっとまとめてみます。
※自分向けです
- 意見を押し付けて人の行動を変えようと思わない
- 迷惑書けない程度に鈍感になり、周りを気にしない
- ライブの空気を大事にする
1に関して、そもそも意見を言うのはとてもエネルギーを使うので疲れます。
そして、人の行動は簡単には変わらないので徒労にしか終わらないことが多いです。
そもそも、人を変えるより自分が変わった方が圧倒的に早いですからね。
家族や身内ならまだしも、ライブでそこまでする必要はないように思います。
2は長年苦労してることですね。
ペンライトの振り方、コールなどでズレていないか、浮いていないかとつまらないことを考えてしまうことがありました。
ちょっと気になる行動があったとしても、客席に気を取られている場合でもありませんよ。
そんなのどうでもいいので、気にするのはやめましょう。
3では、演者や演奏だけに集中したくて地蔵みたいなことをよくしていたのですが、どうも満足を得られないことがありました。
ただ自宅で映像を観ているだけではないので、その場の空気やノリに合わせるということも重要です。
それを含めてのライブですからね。
ほんと在宅的な考え方だとは思いますが、今度ライブに行く機会があったら、これらを踏まえつつ、周りに迷惑かけない程度に全力で楽しもうと思います。
"あなたにとって声優・声優イベントとは"
個人的にインターネットを遮断していた時期があり、このアンケートに答えることができなかったので、最後に僕自身の回答を綴ってみます。
あるラジオがきっかけで、声優さんのライブ行くようになりました。
その声優さん繋がりで、たくさんの方と出会い貴重な体験をさせて頂きました。
色々な現場に顔を出し、楽しいことや、辛いこと、迷惑をかけてしまったこともありましたが、それらが全て今の自分の生きる糧となっています。
心に響く音楽と、心温まる気遣いに何度も救われました。
ヲタクになってから「第二の人生」と書くとかなり大袈裟に見えますが、そのぐらい良い変化がありました。
僕にとって始まりの場所でもあり、帰る場所でもあります。
(福島県・25歳・男性・約1回/年)
まとめ
以上レビューになったかどうかわかりませんが、1在宅の感想なので偏りが大きいと思います。偏差値30ぐらいで偏ってます。
少しでも参考になれば幸いです。
個人的に次回作は、アニソンシンガー編やアイドル編を切望せずにはいられません。
毎回コミケで新刊を頒布しているようですので、気になる方は公式Twitterをフォローしましょう。
「イベンターノートが声優にインタビューしてみました」発売開始しました!Amazonなど各オンラインストアにてご購入いただけます。詳しくはこちらへ→ https://t.co/rZUrX4AFDO #イベノ本 pic.twitter.com/Kx3LFen0oR
— イベンターノート (@eventernote) 2016年6月24日
イベノ本のご購入はぜひ公式から!
もし、この記事に関するお問い合わせがありましたらこちらまで。