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【2018冬アニメ】「カードキャプターさくら」【最新アニメ主題歌OP・EDレビュー】

 

 

 

カードキャプターさくら(CCさくら)とは

カードキャプターさくら、ファンの間では「CCさくら」または「CCS」と略されることの多い作品。

原作はCLAMPという、4人組の女性漫画家集団が描く、少女漫画作品。連載元は講談社の「なかよし」という少女漫画雑誌であった。

連載時期は1996年6月号~2000年8月号、そして連載開始20周年記念プロジェクトの一環でカードキャプターさくらの新編が2016年7月号から連載された。

 

ストーリーは今のところ3編からなる。

「クロウカード編」

父・藤隆の書庫で不思議な本を発見した小学4年生の主人公の木之本桜は、街中にばらまかれた、封印が解かれるとこの世に災いが訪れるというクロウカード集めに奮闘する「クロウカード編」。

「さくらカード編」

さくらがクロウ・カードの新たな主となり暫く経ったある日、さくらの元に転校生がやってくる。その転校生がやってきた頃から奇妙な事件が起こるようになっていく。しかし、今まで使えていた星の杖でクロウ・カードを使用するとするが呪文が通じず使えない。そこでさくらは自らの魔力をクロウ・カードに注ぎ、さくらカードに変えることで呪文を使えるようにし、事件を解決していく「さくらカード編」。

新編「クリアカード編」

そして今回新編として2018年冬アニメ枠で復活を遂げたアニメ版カードキャプターさくらの「クリアカード編」。中学生になったさくらは夢の中で透明になったカードがバラバラに砕け、フードをかぶった不思議な人物と対面する。その不思議な夢を何度か見たあと、夢の中でさくらが握りしめていた新たな鍵が現実のさくらの手の中にも存在していた。慌ててさくらカードを確認するとカードは全て透明なカードになっており、再び魔法のような現象に遭遇しても対処ができない。そこでさくらは新たな鍵を杖にし、現象をクリアカードとして「固着(セキュア)」させる

 

 

登場人物や関係図はシンプルなのに結構複雑なもので、そこには「人はだれを好きになることも自由で、異性とか同性とかそんなものは大したことではない愛の形」のようなものが感じられる作品になっている。

 

 

OP「CLEAR」/坂本真綾

作詞:坂本真綾 作曲:水野良樹 編曲:河野 伸

 

曲の入りから既にクリアな感じの爽やかさ。透き通った歌声が映える、多くの楽器を多用しないその曲の入りは一気に曲の世界観に惹き込まれます。

自分より自由なものを羨ましがるような影のような歌詞ではなく、それなら自分の足できちんと走っていく、という真っ直ぐな意思がこのアニメ作品のOPらしくてとても好きです。真っ直ぐで一生懸命なところがさくらちゃんに通ずるところがあり、すぐに気に入りました。

AメロからBメロは基本的に現実でよくある不安事や上手くいかない事、落ち込んでしまう負のような感情があってもそれでも自分の心の底には綺麗な泉があって自分の力でまた必ず綺麗に透明になれるという、浄化のような意図を感じる歌詞になっています。

ドラムも落ち着いているリズム感でも存在感があり、楽曲全体の、落ち着いているのに圧感されてしまうような壮大感があって青空の下で聞きたいリズムです。

サビでは、言い表せない自分の感情をそのまま歌詞に落とし込んだような言葉の並び。多感な時期な中学生のさくらとリンクしているようでも、世間一般的に大人と言われるような世代になってしまったCCファンでも自分自身の感情が上手く分からない気持ちや昂ぶりがあることをきちんと分からせてくれるような感覚に思います。「そういう気持ちは誰でも同じなんだよ、あなた1人だけじゃないんだよ、安心して」と包み込んでくれるような、そんな懐かしくて安心できる歌詞とリズム、歌声のコンボにやられます。

 

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CLEAR

CLEAR

  • 坂本真綾
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

youtu.be2018年1月31日発売です。

 

 

ED「Jewelry」/早見沙織

作詞・作曲:早見沙織    編曲:倉内達矢

 

曲の入りはどこか懐かしさと安心感を思い出させてくれるシンセサイザーのような音色が強いです。今回この楽曲は早見さん自身が作詞も作曲も手がけているそうで、その多彩さに驚きです。

Aパートは少し大人になった自分から、過去の自分へメッセージを送っているような、でもはたまたその逆のような、どちらにせよ「あの頃の自分」を彷彿とさせるメッセージが強く込められている歌詞だと思います。

Bメロでは、もう子供のままではないけれど、あの頃と違う部分はきちんとあって自分はきちんと自分なんだよというようなメッセージ性の歌詞なのかなと思います。あと個人的にこのBメロで使われている跳ねるような、雨なんだけど憂鬱な雨じゃなくてスキップしたくなるような、水たまりに子供っぽく飛び込みたくなるようなそんなリズムを奏でる音色とリズムの裏メロがどツボです。ここで「ちゃんとあの頃より大人だけど変わらないところもあるよ感」を出してくれている感じがしてすごく好き…。(語彙力の限界)

サビでは聴き手や物語の主人公のさくらの不安を取り除くように「大丈夫」という言葉や「輝く」というようなワードが散りばめられており、全体的に圧倒的な光属性の曲です。懐かしさはそのままなんだけど、でもきちんと今の2018年の曲としても聞ける感覚のこの新曲作った早見さんすごすぎかよって思います。

このEDの楽曲から察するに、大人になったことで何か壁にぶつかることとか、環境が変わって何か戸惑うことがさくらや私たちにあっても、「今までの自分ならピンチでもなんとかなって今があるでしょ?なら大丈夫!」みたいなメッセージ性が個人的にある気がします。

 

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youtu.be2018年3月28日発売です。

 

 

ところでアニメのカードキャプターさくら、「クロウカード編」第一話が放映されたのって1998年の4月なんですね。

時 が 経 つ の は は や い な あ 。

 

 

その他2018年冬アニソンレビュー

 ↓ クソアニメも書いてます。挿入歌もまとめてあります。 ↓

irohamane.hateblo.jp