ライトノベル 冴えない彼女の育てかた 10巻 感想レビュー
今回は初のラノベレビューになります。
いつも通り日本語は不自由なのでよろしくお願い致します。
ネタバレありますので、気にされる方はブラウザバック推奨でお願いします。
誰だかわからなかった
なんだか表紙絵が頭に全く入ってこないまま読み始めました。
どうみたって霞ヶ丘詩羽先輩なんだけど、清楚な格好のイメージが全くなかったからだろうか。
どうしても黒ストで扇情的な先輩ですので。
あとカチューシャはトレードマークだけど、帽子ってほぼ被ってないですよね。
髪色が紫に近かったのも原因かもしれません。
日差しが強いから紫寄りにしたんでしょうか。
まあ、良くも悪くも霞ヶ丘詩羽らしさがなかった表紙絵でした。
先に言ってしまうと、この巻で彼女は作家としてさらに覚醒し、倫也の中での彼女の女神度が増しますので、この清楚さはその具現化なのかもしれません。
そうだとしたら、本当に倫也に彼女候補として見られてないぞ、がんばれ詩羽先輩!
タペストリーかお風呂ポスターでくれ
そんなこんなで表紙をめくるとそこには楽園が!
季節は夏、サークルといえば合宿、そして海!
各ヒロインの水姿が眩しいですね。
出海ちゃんのフリルのついた水玉ビキニ。
少しお子様な水着ですが、胸元はしっかりと主張しています。
恵はというと白黒ストライプ。
最初は純白な心を持っていた彼女も最近腹黒ヒロイン化。
それが水着にも現れたのかもしれません。
美智留はというと、紫のスポーティなビキニ。
健康的な魅力に溢れています。
英梨々は真紅のビキニ。
紅坂朱音に染まったってわけじゃないよね?
そして、霞ヶ丘詩羽さんはというとポニーテールに紺のビキニ。
ちょっと上も下もサイズ小さめじゃないですかねこれ・・・。
この絵は永久保存版です。
ラノベ歴8年目となりました
という海で遊ぶ絵を見せられて、各ヒロイン達に魅せられてこう思うわけです。
ああ、今回はテコ入れ回か、海でイチャイチャハーレムなのねと。
前巻で英梨々の関係を回復し、一度崩壊してしまった前サークルに近い形での合宿。
ああ、ハッピーエンドだなと序盤で感じてしまい満足してなかなか本を読む手が進みませんでした。
僕は愚かでした。
何年ラノベ読んでるんだと。
起承転結の最初の「起」時点で満足するとかアホかと。
そこからラスボスこと紅坂朱音が登場し、霞ヶ丘詩羽を精神的にボコボコに。
僕が妄想していたテンプレ水着合宿回なんて本当に存在しなくなりました。
残念なようで、実際はそんな使いまわされた展開を読まされても感情が動きませんから、この展開は本当によかったと思います。
クリエイターと恋
そこからは、落ち込んだ先輩をゲームのヒロイン化して励ますという英梨々と同じパターンに。
ここまでくると確実に残りのヒロイン化もゲームヒロイン化するという流れになりそうですね。
霞ヶ丘詩羽シナリオは結局2パターンありました。
一方は倫也の現実的な望み。
共依存にならず、先輩と共にクリエイターとして高め合って行きたい。自分の目標でいて欲しい。
結局提出したシナリオは先輩と甘々な生活を送るゲーム的には萌え萌えで正解だけど、倫也の望みとは逆のもの。
結果的には、オビにもあるように「この結末を許さない」と言い放ち、クリエイターして覚醒して倫也の目論見どおり?になります。
許さないと言っておきながら、エピローグで倫也とのラブラブエピソードにキュンキュンしている先輩は、クリエイターでありながらやっぱり恋する乙女なんですよ。
だけどこの物語では一貫してその二兎を追うことに英梨々も詩羽も失敗しているわけで。
ライトノベルなので誰かのヒロインと結ばれるという結末にはならないとは思いますが、個別ルートも見たいんですよ、丸戸先生お願いします。
エ◯ゲに逆輸入とかないですかね!
あ、詩羽√の漫画「恋するメトロノーム」がありましたね。
やっぱ需要あるんですよ。
完成度高いですし。
最後に
次巻は夏コミエピソードでしょうか。
美智留どちらが先なのか?
また発売を気長に待ちたいと思います。
来年はアニメ2期もあるしね!
あのサークルクラッシュが描かれるわけで、また丸戸作品で胃が痛くなりそうです・・・w