リゼロ1クール目ED「STYX HELIX」感想レビュー【2017春アニソン】
もくじです
初めは切ろうと思ってた
2017年前半のアニメの中で特に人気のある「TVアニメRe:ゼロから始める異世界生活」
を今回は取り上げます。
最近は異世界召喚がブームで食傷気味でした。
とりあえず1話見てみて、やっぱりテンプレ異世界召喚だし、主人公ちょっとウザいし切ろうかなと思っていました。
加えて2,3話と進んでいってもタイトルどおりのループものであまり刺さるものがありませんでした。
面白くなったのは4話からの第2章と呼ばれる2人のメイドとのお屋敷での物語。
ここから圧倒的に残酷な運命に抗わなければならなくて、主人公のもつコミカルさとの間にいいギャップが生まれ、一気に持って行かれた感がありました。
とりあえずみなさん5話までは観ましょう。
EDに浄化される?
主人公のスバルはギャグ全開ですが、ストーリーはシリアスが増えてきます。
そんな中、最初は幻想的コーラスが特徴的な「STYX HELIX」の楽曲は癒やしとも思えていました。
でもそれはストーリーがキツすぎて歌詞が入ってこないからでした。
楽曲単体で聴いてみると、一度築いた関係が無かったことになる儚さや、過酷な運命に1人で立ち向かわなければならないつらさが歌詞に込められているので、これ単体でもキツいです。
だけどスバルは何度も何度も進んで行くんですよ、次は間違わないように。
そんな強さも秘められています。
こういうしんどい曲好きなんだよなぁ・・・。
ほんと。
恥ずかしながらアーティストを知らなかった
こんな良曲どなたが創ったのかもちろん気になりました。
担当したのは「MYTH & ROID」(ミスアンドロイド)」
ボーカリストのMayuとプロデューサーのTom-H@ckのユニット。
MYTH & ROID名義で楽曲の全てを担当しています。
1stはあのオーバーロードのEDだったんですね。
観てなかった・・・。
コンポーザーである作編曲家が前に出るユニットが業界で増えてきました。
シーンの前線ではGRANRODEO(飯塚昌明)やsupercell(ryo)、fripSide(sat)が有名ですし、SawanoHiroyuki[nZk](澤野弘之)も最近来ています。
Tom-H@ckさんはけいおんOPのイメージが強いです。
この2曲は作曲と作詞の担当でした。
キャッチーなメロディとポップな歌詞でリゼロとは正反対です。
けいおん以降僕の観測範囲で名前が印象に残ったことはあまりありませんでした。
T.M.Revolution、でんぱ組.inc、ももいろクローバーZ、SuG、清竜人25、など数々のアーティスト楽曲をプロデュース
アニソンを飛び越えてアイドル系の提供が多めだったようですね。
そしてボーカリストMayuは英語での作詞、歌唱が強みです。
やがて歌のみならず英語での作詞、作曲まで行うように。
http://www.mythd-club.com/#prof
英語を目にしないことがない現代において、アニソンでも重要なファクターになっていますよね。
日本語英語だとよく揶揄されたり、発音が変とか批判されることが多いです。
そんな時代だからこそ英語が得意なアーティストはかなり貴重です。
ちなみに曲名「STYX HELIX」の直訳は「三途の川と螺旋」です。
歌詞にも英語が半分くらいありますので、ぜひ日本語訳にチャレンジしてください。
全部英語なアニソンがたまにありますが、伝わる人が極わずかに限られる主題歌というのもどうなのかなと思うので、このぐらいのバランスがいいのかもしれません。
まとめ
リゼロもアンドロイドもどちらもおもしろい!
個人的に今期一がリゼロと「STYX HELIX」だったりします。
ぜひアニメも原作も楽曲も聴いて欲しい作品です。
スバルがつらくてもなお進むなら、僕も日々を重ねていきたいと思います。
原作はweb小説で書籍化されました。