アニソンのレビューん。

アニソンやキャラソン、声優さんやアイドルの楽曲をレビューしたいけどできていないブログです。定額制音楽サービスのアニソン対応状況を調べたり、アニソン周りのことを書いてます。

藍井エイルの楽曲一覧と感想レビュー

 

藍井エイルとは

北海道出身のアニソン歌手。

2016年8月18日から体調不良を理由に活動休止を発表していたが、2018年2月8日、活動再開。おかえり!!

 

Eir名義「frozen eyez」

作詞・作曲:Fumio Yasuda 編曲:Hiroki Arai

この楽曲は2011年4月に発売されたリスアニ!(Vol.5)の付録CDに収録されたもの。

現在、音源は『BLAU』という藍井エイル1stアルバムに収録されています。

楽曲は入りサビになっており、曲はじめから藍井エイルの透き通ったきれいな歌声を堪能できます。歌詞も儚げなもので、雰囲気にピッタリです。メロは藍井エイルの透明感のある歌声を引き立たせるようなきれいなもので、入りサビが終わると、目立っていた細かい音はフェードアウトし、ドラムとギターなど、楽曲全体を盛り上げる楽器が一気に入りきめ細やかさの中に力強さを演出します。

きれいな声の中にきちんと芯が通っている藍井エイルらしさが楽曲自体にも落とし込まれていて聴いていて心地の良い楽曲です。

 

シングル楽曲

1st『MEMORIA』

このシングルは2011年10月19日に発売されています。

この頃の彼女はミステリアスな雰囲気に憧れており、また、ネット上に自分の写真が残ってしまうことにも抵抗があったことから口元を隠したCDジャケットになっている。

バッチリカメラ目線ではないところがまたミステリアスな雰囲気を演出しているように思えますね。

01:MEMORIA

作詞:Eir 作曲:安田史生 編曲:下川佳代

この楽曲はTVアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマとしても有名です。

作詞は藍井エイル自身で行っており、彼女の多彩さを物語っています。

楽曲自体はまっすぐなような伸びのある藍井エイルの歌声と、しかしどこかミステリアスな雰囲気を持った不思議な楽曲です。

入りサビで始まるこの楽曲には、バックにオーケストラのような音色が入っており、静かでも確かな盛り上がりを見せてくれます。

02:Back To Zero

作詞:Eir・飯濱壮士 作曲:安田史生 編曲:飯濱壮士

前奏が短く、静かな勢いを感じ取れる楽曲です。ロック調の楽曲で、ベースが効いておりそこまでハードではないのにきちんと「ロックだ」と感じられます。

サビでも急に盛り上がりすぎることもなく、そのままの勢いで、しかしきちんと聴きやすい盛り上がりを作ってくれていて聴いていて安心する楽曲です。サビに入ったところではバイオリン?のような弦楽器が静かに入っている気がします。主張は強くないし本当に小さな音のように思えますが、それがまた心地いいです。

03:white world

作詞・作曲:Eir 編曲:飯濱壮士

この楽曲は藍井エイル自身が作詞作曲しています。細かく澄んだ音たちがきれいです。

先程の楽曲とは違う、バラード調です。バラードだからといってマイナスなような印象を持つ楽曲ではなく、寂しさもありながらもどこかプラスの印象があるこの楽曲。

忙しい日々を送る人たちに聴いてほしい曲です。

サビはAメロBメロから自然に入るもので、その自然さがパーンとした盛り上がりはないものの落ち着きを与えてくれます。

04:MEMORIA(Instrumental)

 

 2nd『AURORA』

このシングルは2012年9月5日に発売されています。

こちらでは既に顔全体を見せている彼女。

全体的に黒いジャケットですが、その中でも様々な光を散りばめており暗いという印象ではなく「かっこいい」という印象を与えています。

01:AURORA

作詞:Eir・重永亮介 作曲:重永亮介 編曲:下川佳代・重永亮介

この楽曲はTVアニメ『機動戦士ガンダムAGE 第四部・三世代編』のオープニングテーマに使用された楽曲です。

勢いの短い良い入りサビで、まるで本当に宇宙を駆けているかのような疾走感のある曲。そしてどこかきらびやかな闇の中、閃光が主張しているような雰囲気のある曲でもあります。

ガンダムの世界観にピッタリの歌詞と、その歌詞に寄り添うように重ねられたメロなどが心地いいです。個人的にはBメロのギターの裏拍でリズムがとられている音色がとても好きです。ヘドバンしたくなりますよね。

02:Gleam In Twilight

作詞・作曲:Eir 編曲:黒須克彦

どこか幻想的で、それでも迷うことなく真っ直ぐに歩いている印象のあるこの楽曲は藍井エイル自身が作詞作曲しています。

ゆったりと遅めのテンポでも確かに光を掴んでいるような感覚が伝わってくるのは、メロもそうですが、歌詞の雰囲気の影響もあるでしょう。透き通った芯のある歌声に映えるこの楽曲の歌詞は、彼女でないと完成しない楽曲のように思えます。

AURORAのカップリングらしく、暗闇の中で光をきちんと見つけてそれに向かって歩んでいくような印象がある曲です。

03:enigmatic karma

作詞:Eir・安田貴広 作曲:安田貴広 編曲:安田貴広・下川佳代

この楽曲はドラムが効いている楽曲です。ロック調ですね。

ヘドバンが合うようなこの曲のところどころに心地の良いエフェクトがかかっており、こちらもAURORAのカップリングらしくダークな中にも自分を見失わないものがきちんとあるような印象を受けます。

ドラムの主張に混ざるようにベースも効かせており、全体的に重低音がありますが、しかしそこまで重苦しくない雰囲気のまま聴けるのは藍井エイルの歌声のしなやかさのおかげでしょうか。

夜が似合う曲ですね。

04:AURORA(Instrumental)

 

3rd『INNOCENCE』

このシングルは2012年11月21日に発売されています。

前作(2ndシングル『AURORA』)発売から約2ヶ月というスピード感のあるリリースです。

01:INNOCENCE

作詞:Eir・重永亮介 作曲:重永亮介 編曲:下川佳代・重永亮介

この楽曲はTVアニメ『ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス編』のオープニングテーマに使用されました。

こちらの曲は、藍井エイルデビュー前に書かれた楽曲で、夢を諦めない、という力強いテーマがあります。また、サビの歌い方は突き抜けるイメージで歌ったと語られている通り、疾走感のある勢いの良い楽曲です。

私のこの曲に対する第一印象は、個人的に「きれいな楽曲」でした。透き通った歌声とリンクするようにきれいな濁りのないピアノの音が響き合って何度も聞きました。

細くきれいな中にもやはり力強さのあるボーカルと、それに惹かれるメロが印象的です。

02:Velvet Tears

作詞:rino 作曲・編曲:黒須克彦

印象的なリフがこの楽曲そのもののイメージでしょうか。

また、藍井エイルのきれいな高音が響き心地よいです。楽曲のジャンル的には曲調はロックに近いアップテンポなのかもしれませんが、彼女のきれいな高音が響き、どこかバラードのような雰囲気を醸し出しています。

とは言え、きちんとドラムの主張があるので楽曲的にはやはりアップテンポなロックなのかもしれません。

 バラードからロックまで幅広くこなす彼女の歌声はすごいとしか言いようがないです。

03:last forever

作詞:杉恵ゆりか 作曲:Eir 編曲:安瀬聖

どこか儚く、不思議な感覚に陥るメロが印象的で、ボーカルの透き通った声が響くこの楽曲。

バラード調でゆったりと響く曲になっています。細かく刻まれたリフや裏メロなど、細部に曲へのこだわりがうかかがえます。

輪唱のようにメインボーカルについていく少しエフェクトがかった彼女のコーラスがこの楽曲の神秘的な雰囲気をうまく演出しているのかもしれません。サビは盛り上がりすぎず、しかし落ち着きすぎずちょうどいいところに留めているというのがすごいですね。だからといって盛り上がらないわけでもない、耳に残らないわけでもないというのがこの楽曲が完成されているということが身にしみてわかります。

04:INNOCENCE(Instrumental)

 

4th『コバルト・スカイ』

このシングルは2013年6月26日に発売されています。

01:コバルト・スカイ

作詞:Eir・rino 作曲:Tomo 編曲:黒須克彦

アップテンポで爽やかに突き抜けるような感覚をくれるこの楽曲は、全体的にプラス思考を生んでくれるような仕上がりになっています。

海が目の前に広がり、両手を大きく広げてまるで羽ばたく前のような、そんなイメージを与えてくれます。

なにか落ち込むことがあったとしても、「大丈夫」と背中を押して貰えるような気分になる曲というのは一曲はプレイリストに入れておきたいですよね。

サビ部分の歌詞は心にスッと入ってきてくれ、その歌詞とボーカルを、主張しすぎることもなく柔らかに包んでくれるメロはInstrumentalで聴いても楽しい気分にさせてくれます。

02:DAY BY DAY

作詞・作曲・編曲:安田貴広

印象的で強く入っているのはギターですね。しかし、印象的で悪目立ちしているというわけではなく、ボーカルとギターが共存してこの楽曲を引っ張っている、という印象が強いでしょうか。

まるでボーカルの声とギターの音色がはしゃいで公園で遊んでいるような、おいかけっこしていたりかくれんぼしていたり、手を繋いで走っていたり…そんな情景が浮かぶようにどちらも楽しそうに曲にノッている印象が強いです。

まさに音を全身全霊で楽しんでいるような感じ。それを聴いているこちらもとても楽しく微笑ましくなるような楽曲です。

疾走感もあり、あっという間に駆け抜けていく。そんな感覚も強いです。

03:彩色の星

作詞・作曲:安田史生 編曲:石塚英一朗

この楽曲ではピアノのリフが印象的です。星のような儚く、しかしきちんと輝いている印象を与えるような心地よい高音のピアノがうまくボーカルを引き立たせており、まるで夜空から朝焼けを歌っているような印象を受けます。

きらきらした中に、切なさも同時にあるようなしっとりした歌い方のボーカルが耳に心地よく響き、初めて聴いても耳馴染みの良い楽曲になっています。

徹夜明けの朝に聴きたい1曲です。

04:コバルト・スカイ(Instrumental)

 

5th『シリウス』

このシングルは2013年11月13日に発売されています。

01:シリウス

作詞:mag rock 作曲:重永亮介 編曲:重永亮介

この楽曲はTVアニメ『キルラキル』の1クール目のオープニングテーマに使用された曲です。

曲の入りからいきなりドラムが入り、続くようにギターが音を重ねます。ヘドバンが捗る…そんなロック調です。

キルラキルのオープニングテーマらしく、全体を通して歌詞に支配されない自分らしさが全面に表現されています。

サビではボーカルの高音が印象的です。高すぎるからとうわけでもなく、無理のない高音なので聴いていて突き抜けるような爽快さがあります。

その爽快さが歌詞の自分らしさと相まって、自分のことは他人ではなく、自分で切り拓くもの、というイメージが強く伝わってきます。

02:Addicted...

作詞・作曲・編曲:ゆよゆっぺ

心地よいロック調な楽曲。ベースとギターの主張が出ている曲です。しかしアップテンポの楽曲にも関わらず、歌詞自体は少し切ないものになっています。

サビでのボーカル部分のリフが耳に残りますね。

そこまで高くないキーでも、この楽曲のサビの存在感はきちんとあり、落ち着いて聴けるロック調、という少し不思議な感覚になる楽曲です。

シリウスとはまた違ったものですね。

03:クロイウタ

作詞:菊池はな 作曲:岡部啓一 編曲:岡部啓一・帆足圭吾

とても静かな楽曲です。ピアノが主体で進んでいくこの曲は、ボーカルもまるで子守唄を奏でるようにそっと歌う楽曲です。

段々とピアノのあとに弦楽器が入り、幻想的な世界観を演出しています。しっとりした楽曲ですが、雰囲気的には夜中のイメージですね。

何か考え込んでしまうような夜更けに聴きやすい曲です。個人的には冬の夜空を見上げながら聴きたいです。

曲自体がゆっくりゆっくりメロを刻むので、この曲を聴くときはゆっくりした時間を演出するとこの曲の雰囲気に合うような気がします。

04:シリウス(Instrumental)

 

6th『虹の音』

このシングルは2014年1月1日に発売されています。

01:虹の音

作詞:Eir 作曲:重永亮介 編曲:新井弘毅・重永亮介・下川佳代

この曲はTVアニメ『ソードアート・オンライン Extra Edition』のテーマソングに起用された楽曲です。

この楽曲は爽やかなプラス思考を与えてくれるようなバラード調の曲です。

サビはもしかしたら聞き慣れている方がいるかもしれません。

優しさと希望に満ちた歌詞は藍井エイル自身が作詞しています。彼女のそこにある優しさなどがぎゅっと詰まっていて、だからこそ感情の込められたこの曲は疲れた心に染み渡るような感覚になります。

ゆったりとした曲だからといって暗い楽曲ではないので、聴きやすいです。イメージとしては、雲の切れ間から温かい陽射しが私たちを照らしてくれ、そしてどこかに導いてくれる…そんなイメージの楽曲ですね。

個人的にとてもお気に入りです。

02:ユメノセカイ

作詞:Shin Furuya 作曲:南田健吾 編曲:鎌田雅人

この楽曲は戸松遥の9thシングルのカバーです。

こちらの楽曲もゆったりしていながらもリズム感があり、プラスの感情を与えてくれるような楽曲です。

印象的なのはアコギでしょうか。そこからのピアノの裏メロがこの楽曲全体を爽やかなものになっています。

力強いのにどこか優しく儚げなボーカルは、まるで朝陽が部屋に射し込んできたような、夜明けの感覚に近いです。

ユメノセカイというタイトルでも、きちんと現代に生きており、今のこの世界はきれいで、まるでユメノセカイというようなサビの歌詞は、絶望や嫌なことが多い現代にも少し目線を変えるだけでそこはユメノセカイのようにきれいな世界である…そんな風な言い回しのように感じます。

03:INNOCENCE(Live at 渋谷公会堂)

 

こちらはライブ音源ですね

04:虹の音(TV size ver.)
05:虹の音(Instrumental)

 

7th『IGNITE』

このシングルは2014年8日20日に発売されています。

01:IGNITE

作詞:Eir 作曲:小川智之 編曲:Saku

この楽曲はTVアニメ『ソードアート・オンラインⅡ』のオープニングテーマに使用されました。

曲はサビから入るもので、メロは少し静かでもそれがボーカルを引き立たせ、静かな入りでも疾走感を演出しています。

ところどころに入るピアノで演奏された裏メロは細かく、しかし芯がきちんとある楽曲です。

自分を奮い立たせてどんどん前に進んでいく、しかしたまには後ろを見てしまう…。そんな人間誰しもあるものを全身全霊で楽曲に落とし込んだような、そんな感覚になります。

全体的にオープニングテーマにふさわしくアップテンポでも、ところどころ雰囲気が変わる部分がありますが、それでも疾走感はなくさない楽曲です。

02:Brainwash

作詞:Eir・安田貴広 作曲・編曲:安田貴広

ドラムとギターの裏メロが印象的な楽曲。

Bメロではドラムとギターがボーカルに合わせ一緒のリズムを刻んでいきます。

それがまるで別々の道を歩んでいても目指す場所は一緒というメッセージのようで個人的にとても好きです。

主張していくドラムとギター、そしてボーカルですが、曲全体から浮きすぎているというわけでもないので聴いていてとても心地よいですね。

また、歌詞は前向きなもので、後悔したくないという強い意志が乗せられたものになっています。強く強く生きていく力強さが前面に出た楽曲です。

何か勇気を出したい時、自分を奮い立たせたい時など、勝負事の前に聴きたい1曲ですね。

03:泡沫

作詞・作曲:Eir 編曲:山下洋介

静かな楽曲で、まるで昔を懐かしんでいる曲。

バイオリンの音がこの曲に切なさをプラスします。しかしサビではドラムとバイオリンがうまく調和し、そこにボーカルのコーラスが入り、きれいなハーモニーを加えていきます。

まるでこぼれ落ちる記憶のように細かくきれいな音を奏でるピアノも陰ながらこの楽曲のイメージを固定させており、それぞれがいるからこその曲に仕上がっていますね。

曲のタイトルにもあるように、まるで泡が弾けるような音が儚さをさらにわかりやすいものにしています。

04:IGNITE(Instrumental)

 

8th『ツナガルオモイ』

このシングルは2014年11月12日に発売されています。

01:ツナガルオモイ

作詞・作曲:Eir 編曲:Shun Mizuki・石塚英一朗

全体的にロックチューン。

しかししつこすぎるものではなく、やはり爽やかさと疾走感のある耳馴染みの良い楽曲です。

サビはもしかして聴いたことある方多いのではないでしょうか。初めて聴く方も自然と身体が動くようなキャッチーな曲になっています。

作詞と作曲は藍井エイル自身のもので、歌詞から藍井エイルファンを大切にする気持ちが伝わってきてファンにはたまらない楽曲になっています。

ちょうどいいリズムをとるギターと、ずっと裏メロを演奏していたギターがサビ付近でボーカルと他の楽器と同じリズムを刻むところが一体感があり好きです。

楽しそうに跳ねるように歌っているボーカルがまたたまりません。

02:Raspberry Moon

作詞・作曲・編曲:黒須克彦

今までの楽曲にない感じの楽曲です。

まるでサーカスにいるかのようにきらびやかで、しかしどこか闇があるような楽曲です。

低音が響くメロがあるからなのか、全体的に跳ねるような曲なのに少し暗い印象がありますが、それでも暗すぎるわけではない聴きやすい曲です。

ミステリアスな雰囲気の楽曲でも、初めて聴く方でも自然にノれてしまう不思議な楽曲ですね。

少し色っぽく歌われているボーカルが、また彼女の新たな一面を見ることが出来るような印象を受けます。

03:Gladius

作詞:Eir 作曲:Tomo 編曲:Atsushi

独特のリズムのメロが特徴の曲。

サビではボーカルの高音がきれいに響きます。

全体的に不思議な雰囲気がある曲で、しかしだからといって聴きづらいということもありません。

ライブでやるならタオルとかぶんまわしてもいいかもしれないな~という印象です。

ボーカルも少しミステリアスに力を抜いて歌っているように思います。

AメロBメロでは独特な感覚ですが、サビでは一気に雰囲気が変わるというのはこの曲だけで色々な多面性があり楽しい楽曲です。

04:ツナガルオモイ(Instrumental)

 

9th『GENESIS』

このシングルは2015年2月18日に発売されています。

01:GENESIS

作詞:Miho Karasawa 作曲:丸山真由子 編曲:佐藤あつし・清水武仁

この楽曲はTVアニメ『アルドノア・ゼロ』の2クール目のエンディングテーマとして使用されました。

全体的にゆったりしっとりしている楽曲。

どんな間違いでも自分をしっかり持って生きていくというような印象を与えてくれる楽曲。

まっすぐした意思を感じられます。力を抜いているのに確かな存在感としっかりしたものを感じるボーカルは、ゆっくりと刻まれるこの楽曲のリズム感にとても合っており、藍井エイルだからこそ表現出来る楽曲なのではないのかなと、個人的に思っています。

アルドノア・ゼロの世界観をしっかりと表現した楽曲です。

02:Fairy Tale

作詞・作曲・編曲:重永亮介

この楽曲では、力の抜けたボーカルではなく、力と感情がMAXと言っていいほど込められていることが印象的です。

まるで何かが迫ってくるかのようなメロですが、しかしボーカルのコーラスとの調和で怖さはないです。

まるで世界に1人というような歌詞で、自分を追い込むような感覚になる楽曲でも、不思議とかっこいいと感じるのは、きっとメロのおかげなのでしょうか。

ボーカルも力強いですが、ドラムも力強く、相乗効果で強い意志を感じられる楽曲になっています。

何かに向けて戦うとき、自分を奮い立たせたい時や言い訳をしたくない時など、ある意味自分を追い込むときに聴くとぴったりな楽曲だと思います。

03:electric irony

作詞・作曲・編曲:安田貴広

雰囲気ががらっと変わる楽曲。

リズム感が一定で、分かりやすい曲です。

生きていくことで苦しいことを歌っていますが、その一方でそのマイナス要素にしか目を向けていたらもったいない、今いる君を大事にしたい…というような印象を受ける歌詞が、この楽曲のマイナスイメージを払拭してくれています。

楽しいことばかりじゃないけど、でもその苦しいことにしか目を向けないでいたら本当に大切なものをなくしてしまうかもしれないということを気付かせてくれる楽曲です。

04:GENESIS(Instrumental)

 

10th『ラピスラズリ』

このシングルは2015年4月22日に発売されています。

01:ラピスラズリ

作詞:Eir 作曲・編曲:加藤裕介

この楽曲はTVアニメ『アルスラーン戦記』のエンディングテーマに使用されました。

サビから入るこの曲はどこか幻想的で耳に残りやすい楽曲です。サビでのボーカルのキーは全体的に高く、それでもきれいに響く声が印象的です。

弦楽器をふんだんに使っており、それによって曲に厚みが出ています。ところどころに入っているコーラスが楽曲全体のイメージをさらにミステリアスで幻想的なものに変えています。

アルスラーン戦記の物語の世界観に合わせているのか、自分から今まで決められていたものを壊していく、というような力強い歌詞になっており、プラス思考を与えてくれるような気がします。

歌詞に出てくる夜というキーワードはたぶん今まで決められてきた自分の環境のことだと思います。

自分自身で何かを切り拓きたい時に聴きたい楽曲ですね。

02:空蝉アルティメット

作詞・作曲・編曲:安田貴広

疾走感があり、ロックチューンな楽曲。

その疾走感からか、プラスの印象を与えてくれてる曲です。Bメロのギターのリズム感と歪みが癖になります。

ボーカルの合間に激しく刻まれるドラムも楽曲全体の走り抜ける感覚を加速させます。

ボーカルにかけられるエフェクトもクールでかっこよく、合間に流れるギターの主張が気持ちいいです。

しかしロックの中にバイオリンのような弦楽器も入っているのでバリバリのロックでキツイ、という感覚はありません。

非常に聴きやすいアップテンポな楽曲という印象です。

03:リンドウの花

作詞:Eir 作曲:安田芙充央 編曲:yukarico・采原史明

先程の楽曲とはまた違った印象の楽曲。

ゆったりなような、バラードのような、しかしアップテンポのような…印象に強く残るのはきれいで繊細なピアノの音色です。

ピアノに乗っかるようにうまく調和するギターがきれいで、それらがボーカルを引き立たせてくれます。

間奏のリフが切なさを演出しており、歌詞の切なさにピッタリといったような印象です。

ボーカルは全体的にゆったりで、しかしバックのメロはそこまでゆったりすぎることはないので聴きやすいです。

04:ラピスラズリ(Instrumental)

 

11th『シューゲイザー』

このシングルは2015年10月28日に発売されています。

01:シューゲイザー

作詞・作曲:HISASHI 編曲:DJ Mass・持山翔子

アップテンポの中にクールさが光るロック曲。

ギターとピアノがそれぞれ主張を見せるがしかしどちらもバラけることなく協調している楽曲のように思えます。

ボーカルもこの曲に合わせて少し尖ったようなクールな歌い方をしているように思います。

サビは印象的なリフが目立ち、耳に残りやすいメロが印象的です。

リズム感がよく、気軽にノれる1曲です。

02:HaNaZaKaRi

作詞:UKI 作曲・編曲:加藤裕介

生まれてきた意味を歌う楽曲。

ロック調ではありますが、どこか優しく、しかし芯が強い印象を受けます。

楽曲の中でボーカルのみになる部分がありますが、その部分でボーカルの藍井エイル自身の声が前面に押し出され、少しドキリとします。

余裕のあるロックですので、駆け抜ける疾走感というのはそこまでありませんが安定しており聴きやすいです。

歌詞のまっすぐさも聴き手に勇気をくれるような楽曲で、何か落ち込んだり、意味もなく明るくなりたいとき、元気になりたいときなど、プラスの方面に気持ちを傾けたいときにおすすめの楽曲です。

03:騙された羊

作詞・作曲・編曲:安田貴広

静かで優しい高音が響く楽曲です。

タイトルから暗めの楽曲なのかな?と想像しがちかもしれませんが、フタを開けるとゆっくり包み込むようなリズムを打つドラムに、全体のメロにゆっくり細かくついていくピアノに、静かに彩りをくれるベース、そしてボーカルを引き立たせるギター。

それらに支えられてきれいに奏でられるボーカルが、安心感をくれます。

寝る前や、不安になった夜など、様々な場面で落ち着きたいときに聴きたい曲だなと思います。

04:シューゲイザー(Instrumental)

 

12th『アクセンティア』

このシングルは2016年3月2日に発売されています。

01:アクセンティア

作詞:Eir・安田貴広 作曲・編曲:安田貴広

突き抜ける爽快感と疾走感がたまらない楽曲。

リズム感がとてもよく、初めて聴いても自然にノれるような曲になっています。

勢いが良い楽曲ですが、歌詞はとても繊細で透明感のあるものなので、爽やかな印象が強いです。ボーカルも程よい高音で、その高音が私たち聴き手をこの楽曲の世界観へすんなりと案内してくれます。

子供の頃描いていたものと、今大人になって知った世界の狭間で揺れ動く私たちの心情のような歌詞は、誰しもの心に響くものではないでしょうか。

少し童心に帰りたくなったら聴きたい1曲です。

02:Close Friend

作詞:Eir 作曲:安田史生 編曲:YUICHI MURATA

個人的なものでとても恐縮ですが、この曲はイチオシです。

爽やかな春のようなメロと歌詞ですが、しかし中身はとても切なく、まるで卒業を歌ったような楽曲です。

この間まで一緒だった”君”がいない風景に慣れない…そんな感情をぶつけた曲で、ボーカルも力が入っている部分と程よく力の抜け、切ない部分が交差し、聴き応えのある曲です。

主張しすぎることのないピアノがより一層切なさを演出しています。

聴いてくれ。

03:春~spring~

作詞・作曲:楠瀬拓哉 編曲:重永亮介・Eir Band

この楽曲はロックバンド『Hysteric Blue』の2枚めのシングルをカバーしたものです。

先程の曲とはまた違う切なさを感じる楽曲です。

繊細なピアノと、少し歪みがあるギターに静かに楽曲を支えるベース。それぞれがこの歌詞の切ない楽曲に疾走感と明るさを足しています。

切ない部分もある歌詞ですが、しかし確かにきちんと前向きな歌詞は、新しい季節とも言える春にピッタリです。

カバー楽曲でも余裕のあり伸びのあるボーカルに、どこで力を抜くかきちんと分かっている息遣いがさすがとしか言いようがありません。

04:アクセンティア(Instrumental)

 

13th『翼』

このシングルは2016年7月20日に発売されています。

01:翼

作詞:Uki 作曲:山田竜平 編曲:加藤裕介

この楽曲はTVアニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』のオープニングテーマに使用されました。

この曲はサビを知っている!という方も多いのではないでしょうか。

アルスラーン戦記とのタイアップは2度めとなり、前回タイアップのラピスラズリとはまた違った路線のものになっています。

まるでキャラクターが目の前で戦っているかのように疾走感のある楽曲で、素直に聴きやすく、リピート率も多い楽曲なのではないでしょうか。

まっすぐ前を向く力強い歌詞と、その歌詞に乗せられた力強いボーカルは、力強いからと言って雑な印象はなく、きちんと乗せられた声に楽曲自体の疾走感が相まってお気に入りな方も多いのではないでしょうか。

02:CARRY OUT

作詞:Eir 作曲・編曲:加藤裕介

先程の翼とは打って変わってとてもポップで可愛らしい楽曲。

藍井エイルの楽曲の中では珍しいのではないでしょうか。テクノとも言えない電子系の音が印象的な楽曲です。

可愛らしいと一言で言っても、媚びているようなしつこさというものはなく、今までのボーカルのように爽やかに歌いあげているので胃もたれのような感覚はありません。

きれいに響く藍井エイルの歌声が、可愛らしい歌詞とマッチして、新たな藍井エイルの一面を魅せてくれます。

03:深い森

作詞・作曲:D・A・I 編曲:黒須克彦

この楽曲は『Do As Infinity』の10枚めのシングルをカバーしたもの。

楽曲のキーは高低差があり、少しかっこいいクールな藍井エイルの歌声を聴くことができる。

しかしサビでは今までの彼女らしい突き抜けたきれいな歌声が楽しめ、カバーだからといって残念な仕上がりではありません。

原曲とはまた違ったこの楽曲の良さを彼女の歌声が引き出してくれています。

アコースティックギターがこの曲の土台を支え、だからこそのきれいにまとまったこの曲が彼女を包むように彼女自身を表現してくれています。

04:翼(Instrumental)

 

14th『流星/約束』

このシングルは、藍井エイル復帰後初シングルで、2018年6月13日に発売されています。

01:流星

作詞:Eir・津波幸平 作曲・編曲:津波幸平

復帰後初となるシングル楽曲なので、個人的に少し不安な部分もありましたが、それを見事に払拭している楽曲です。

歌い方は全体的に力強くクールに歌い上げられています。

また、曲全体に厚みがあり、バックにオーケストラのような音がついているように思います。細かく流れる星のようにきらびやかに儚く散りばめられたピアノの音に重なるように奏でられるベースが、曲の高低差を出しそれがさらに厚みを演出しているように思います。

ボーカルが力強いからといって重くなりすぎることもなく全体的にきちんと力を抜くべきところは力を抜いており、高音はきちんと突き抜けるように透明感のある声なので、聴いていて気持ちがいいです。

02:約束

作詞:Eir 作曲・編曲:重永亮介

楽曲のイメージは曇りのない未来をあなたがいるから切り拓いていける…そんな印象を受けます。

素直にまっすぐ歩いていけるのはファンのみんながいるからだよ、というメッセージのように捉えられる歌詞と、その歌詞に爽やかさをプラスしてくれているメロが、夜明けを演出しているような感覚になります。

ここに彼女が戻ってきてくれた。そんな実感を与えてくれる楽曲になっていますね。

ドラムとアコースティックギターの心地よいリズムが、聴き手に安心感を与えてくれ、朝陽に包まれているような感覚になる1曲です。

03:ヒトカケラの勇気

作詞・作曲・編曲:黒須克彦

アップテンポでライブでやったら絶対楽しい楽曲。

歌詞は、少し間違えても大丈夫、立ち止まることも必要だよ、と教えてくれているような印象が強いです。

後ろ向きになることがあっても大丈夫だよ、と安心感を与えてくれる歌詞に、アップテンポで気分を盛り上げてくれるメロがそれぞれ暗くなりすぎず、空元気になりすぎずちょうどいいところで共存しているところがさすがの曲構成です。

メロの印象は曲全体を明るいテンポで導いてくれるドラムと、そのドラムのリズムにノるようなギターが個人的にとても明るい楽曲のイメージを作り上げてくれているように思えて好きです。

そのメロにノッた活動休止前のような突き抜ける藍井エイルのボーカルが彼女自身の衰えなどない、いつもの彼女だと私たちに安心を与えてくれるもので素直に「おかえり」という言葉を投げかけたくなるような楽曲です。

04:流星(Instrumental)

 

15th『アイリス』

このシングルは2018年10月24日に発売されています。

01:アイリス

作詞:Eir 作曲:ArmySlick・Lauren Kaori 編曲:ArmySlick

クールな印象が強いボーカル。何かの決意を持ったような、頼りになるような歌声に、彼女の完全復帰を感じます。

力強いだけではなく、言い聞かせるような優しいボーカルもところどころにあり、程よい抑揚が心地いい楽曲に仕上がっています。

02:Daylight

作詞:Eir 作曲・編曲:津波幸平

リズムがはやいこの楽曲は疾走感があるのに慌てている感覚はなく、落ち着いたものになっています。

クールだったアイリスとは違い、透明感のあるきれいなボーカルが目立ちます。伸びやかな彼女の歌声に安心感が芽生えます。

そのボーカルとともに印象的なのは電子的な音色です。目立っているのにボーカルを邪魔することなく仕上がっている曲です。

03:Liar

作詞:Eir 作曲・編曲:新井弘毅

落ち着いたテンポの楽曲。

まるで穴の中から歌っているような悲痛なボーカルの表現力は圧巻です。

イメージとしては個人的には夜に歌っているような楽曲だと思っています。絶望の中に何かを見つけようとするもがきを表現したような歌詞は、彼女の活動休止中の心情だったりするのかなと深読みしそうになります。

04:アイリス(Instrumental)

 

 

アルバム楽曲

『Prayer』

このアルバムは『Fate/Zero』に登場する英霊達7人が藍井エイルの楽曲をカバーしたトリビュートアルバムで、2012年4月11日に発売されています。

01:LAMENT

作詞:Eir・Sohshi Iihama 作曲・編曲:Tomo.

全体的にキーが高めで、しかし苦しさなどはない楽曲。

サビではドラムのリズムが印象的で、そのリズムに乗ったボーカルが聴いていて気持ちよくさせてれます。

この楽曲はセイバーについて歌っており、素直でまっすぐな気持ちと未来や奇跡を信じる強い気持ちが歌われています。その気持からか、ボーカルもときに柔らかく、しかしきちんと力強く丁寧に歌われています。

02:ROSES

作詞:Eir・安田貴広 作曲:安田貴広 編曲:安田貴広・下川佳代 ストリングスアレンジ・インストゥルメンツアレンジ:下川佳代

ゆったりとして流れていくイメージのこの楽曲。バックにオーケストラのようなサウンドがあるためか切なさのなかにも壮大さがあり、圧巻の楽曲です。

こちらは、ランサーについての楽曲で、主君を裏切り逃げてしまったことへの後悔を歌っています。

感情の起伏が激しいランサーの楽曲でさえもきちんと気持ちを乗せて歌っており、聞き入ってしまう楽曲です。

03:UNDER THE MASK

作詞:Eir・安田貴広 作曲・編曲:重永亮介

不思議な楽曲です。黒鍵を使ったメロのせいもあるかもしれませんが、上がりきらないキーがより一層ミステリアスな雰囲気を出しています。

この曲はランサー以上に感情の起伏が激しいアサシンについてのもの。

曲中ほぼ全てを通して声が何重にも重なっており、歌い方やコーラスだけでそのキャラクターが持つ色々な感情を表現しています。

04:END OF THE EARTH

作詞:Eir 作曲・編曲:井上日徳

力強く、豪快な印象が強い楽曲です。太く響くギターがかっこよく楽曲のスパイスになっています。サビでもそんなに楽器が多くなることなく、シンプルさがより楽器各々の力強さやいい意味での乱暴さを印象づけてくれます。

ボーカルもその力加減や抜き方に合わせたものなのか、強く、少し乱暴な表現をしていることが感じ取れるようになっている楽曲です。

05:LAPSE FROM VIRTUE

作詞:Eir・安田貴広 作曲・編曲:安田貴広

悲しげで壮大な楽曲。

優しいような、何かに絶望しているような、まるで満月の夜に月に向かって涙を流しながら歌っているような情景が広がります。

パイプオルガンのような音色に、不思議なリズムを刻んでいる何かなど、幻想的な感覚になります。

しっとりと歌い上げるボーカルはやはりこの楽曲の歌い方にふさわしく、藍井エイル自身が曲によって細かく歌い方を変えているように思います。

丁寧に歌い上げられた楽曲は聴いていて心地が良いです。

06:FADE INTO BLACK

作詞:Eir 作曲・編曲:井上日徳

気だるくブラッキーに歌われるこの楽曲はギターもまるでデスメタルのように低く響き、ドラムも印象的なリズムを刻みます。

乱暴で吐き捨てるように表現されたボーカルはとても印象的です。

自暴自棄になってまるで自分から土砂降りの雨に突っ込んでいくような感覚を彷彿とさせます。

07:CRIMSON EYES

作詞:Eir・Sohshi Iihama 作曲・編曲:黒須克彦

一見明るく見えるこの楽曲はドラムもギターも程よく激しいリズムで聴いているこちらを楽しませてくれます。

透き通った歌声が先程までの楽曲と差別化がはかられており、丁寧な楽曲作りがうかがえます。

こんな風に楽曲を通してきちんと彼女のアーティスティックな部分が感じ取れると一気に彼女の魅力に惹き込まれる気がして楽しいです。

08:MEMORIA(Orchestra Version)

作詞:Eir・Fumio Yasuda 作曲:Fumio Yasuda ストリングスアレンジ・インストゥルメンツアレンジ:下川佳代

鮮やかなオーケストラが響くこのアレンジは、楽曲の透明感をそのままに、オーケストラを使い鮮やかに彩られたような楽曲です。

きれいな楽器達の音色も印象的ですが、ボーカルもよりしっとりとして、エコーも強くかかっています。

余韻を残すように、しかしきちんと次の小節へ進むイメージがオーケストラならではですね。

個人的にとても好きなアレンジです。

 

オリジナルアルバム

1st『BLAU』

このアルバムは2013年1月30日に発売されています。

01:overture

作曲・編曲:重永亮介

霧がかった風景を描写したような不思議でミステリアスなもの。

きっとこの曲がこのアルバムの雰囲気なのだとこちらに理解させるようなものになっています。

02:AURORA

03:INNOCENCE

04:サテライト

作詞・作曲・編曲:黒須克彦

疾走感が強いこの楽曲。AメロBメロは少しクールに歌われていますが、サビになると突き抜けるように吹っ切れたようなボーカルが印象的です。

哀しみに暮れている人に向けて、「笑顔が見たい」「声を聴かせて」というような、明るく前を向かせてくれるような歌詞とメロがマッチして気持ちいい楽曲です。

05:閃光前夜

作詞・作曲・編曲:新井弘毅

ミステリアスでどこか影を持った楽曲。しかしボーカルの透明感のある声で重苦しくない楽曲です。

Bメロが印象的で、まるで今暗闇の中を走り抜けているかのような表現が目立つリズムです。

サビ前での効果と、サビのメロで一気にその暗闇を払ったような表現は気持ちがいいです。

06:HIGH & HIGH

作詞:Eir・安田貴広 作曲・編曲:安田貴広

リズミカルで明るい楽曲。しかし明るすぎるという感覚はなく、どこか落ち着いて安心できるものに仕上がっています。

サビもきちんとAメロBメロがあってこそのもので、サビだけ悪目立ちするようなことはなく、なめらかにこの楽曲に馴染んでいます。

しかしおとなしすぎることもなく、程よい爽快感と疾走感がくせになる楽曲です。

07:アヴァロン・ブルー

作詞:Eir・飯濱壮士 作曲・編曲:Tomo.

クールなリズムが特徴的なこの楽曲。ロックチューンなギターと、それを支えるドラムのリズムが心地良いです。

そのリズムに乗るようにクールな歌い方をするボーカルがマッチしています。

クールな楽曲ですが、キーが高く、しかしキンとする声色ではなくスッと受け入れやすい高音がさすがとしか言いようがありません。

08:frozen eyez

作詞:Eir・安田史生 作曲:安田史生 編曲:新井弘毅

サビから入るこの楽曲。サビから入るので、いきなりテンションが高めかというと曲はじめは全然そんなことはなく、ゆったりしたテンポから入るので初めて聴く方でも聴きやすいです。

しかし入りサビ後の間奏で自然にこの楽曲のリズムと疾走感を覚えさせてくれるので違和感なくこの楽曲に染められます。

AメロでもBメロでも、サビだけが盛り上がるということもなく楽曲のどこをとっても盛り上がれるものになっています。

リズムの緩急も自然なもので均一なので初めてでもノりやすい曲です。

09:夢の終わり

作詞・作曲:白戸佑輔 編曲:齋藤真也・黒須克彦

ピアノが印象的な楽曲。ゆったりと落ち着いたリズムがまるでゆりかごのようです。

高音のボーカルも普段の力強いものではなく、少し空気を含ませた掠れたもので、切なく歌われています。

心地いいバラードで幻想的なもので、コーラスもとてもきれいです。しかし、少し切ない歌詞が心をきゅっと締め付けます。

彼女のきれいな声を余すことなく聴ける楽曲のひとつです。

10:Lament

作詞:Eir・飯濱壮士 作曲・編曲:Tomo.

不思議な雰囲気で少しダークな部分が見え隠れする楽曲です。

しかしボーカルは透明感があるもので、曲全体を程よい明るさに保っています。

メロの方でも、ピアノや弦楽器などが楽曲全体を程よい明るさにしています。

瞬発力のあるドラムのリズムがこの曲を気持ちいいものにしています。

11:フェイスレス

作詞・作曲:安田史生 編曲:新井弘毅

静かなピアノが印象的な楽曲。きれいなピアノの音に乗るボーカルはとても幻想的です。

しかしずっとそのままかというとそうではなく、曲が進むにつれてだんだんとこの楽曲に必要な楽器たちが集まっていきます。

しかしそれぞれが目立ちすぎることがなく、静かで幻想的なその雰囲気を壊すことなく曲を進めていきます。

12:Reunion

作詞・作曲:安田史生 編曲:森空青

きれいで少しかわいらしい楽曲です。少しウキウキしたような楽曲は、彼女のこれまでの楽曲にないもので逆にこちらが弾んでしまうようなものです。

まるで春のような楽曲ですがしかし、歌詞に注目するときちんとリリースの季節に合った冬のもので、メロもどこか冬のような雰囲気があります。

冬の印象がある曲ですが、なんだか心が暖かくなる、そんな楽曲です。

13:空を歩く

作詞:Eir・安田貴広 作曲:安田貴広 編曲:下川佳代・安田貴広

夜明けのような楽曲。ゆっくりと何かをなぞるように歩んでいるような雰囲気があります。

ゆったりとしたサビは心地いいメロディーでいつまでも聴いていられるほど気持ちいいです。

メロだけではなく、歌詞も流れるような心地良いもので、全体的に落ち着いて聴ける楽曲です。思わず身体が揺れてしまう、そんな曲です。

14:MEMORIA

15:GLORIA(初回限定盤のみ)

作詞・作曲:YUI 編曲:新井弘毅

この楽曲はカバー楽曲です。個人的に受験期によく耳にした楽曲です。

カバーでもきちんと彼女の味が出ているのがさすがです。

楽曲に合わせて少し掠れたようなボーカルは、この曲の雰囲気に沿っていて違和感がありません。

 

2nd『AUBE』

このアルバムは2014年1月29日に発売されています。

01:dawning

作曲・編曲:安田貴広

この楽曲は、このアルバムのOPのようなものだと感じます。アルバムタイトルである「AUBE」はフランス語で「夜明け」という意味があり、まさに夜明けを演出したような穏やかで、まるで暗かった夜空が白みがかった空に変わっていくような情景を聴き手に連想させるものとなっています。

02:サンビカ

作詞・作曲・編曲:安田貴広

この楽曲は爽快に突き抜ける落ち着いた高音と、ギターの音色がマッチしている個人的な推し曲です。

アニメ「キルラキル」の挿入歌にもなっていたこの楽曲はそのアニメにマッチするように希望やきらめき、全体的にポジティブなメロと歌詞が特徴的です。

思い切り突き抜けるようなサビや、その印象的なサビまでのAメロBメロがまたどこを切り取っても印象的な楽曲です。やる気やどこか背中を押してくれる印象の強い楽曲です。

03:近未来交響曲

作詞・作曲・編曲:新井弘毅

クールで力強い楽曲です。ドラムと縦横無尽にメロを奏でるメインギターがボーカルをより引き立たせているように思います。

ボーカルの強弱の付け方も流石ですね。クールに歌いながらもどこかけだるげに力を抜いているようにも感じるボーカルがうまくハマっている楽曲です。

04:シリウス

05:アストラル

作詞・作曲・編曲:黒須克彦

ボーカルとバックの楽器たちがうまく協和している楽曲です。

クールというより力強さが目立つ歌い方はこの楽曲らしさが溢れています。力強いのに雑ではない確かなその歌声は聴き手の心にまっすぐ入ってくるような、そんな楽曲になっています。

バックでそれぞれの音を奏でる楽器たちもそれぞれが協和していて聞いていてまとまりのあるものなので安心して聞ける楽曲です。

06:SAILING

作詞:コツキミヤ 作曲・編曲:流歌

爽やかで可愛らしい楽曲。ボーカルの声も少し可愛らしいものになっており、いつもの彼女とは違った一面が聞いてとれます。

しかしところどころきちんと彼女の力強い歌声が聞けて、藍井エイル自身の声の幅や表現の幅が聴き手にもきちんと伝わる…そんな楽曲になっています。

07:コバルト・スカイ

08:nayuta gride

作詞・作曲・編曲:安田貴広

先程の楽曲とは違い、クールな楽曲。

突き刺さるようなボーカルに鋭いギターが印象的なものになっています。少しハスキー寄りのボーカルは、彼女の新たな一面といった感じでファンにとってはたまらないものです。

サビでのシンセのメロも、AメロBメロにひっそりと、しかしきちんと存在しているシンセの音が心地良いというか、この楽曲を支えている縁の下の力もち的な存在なのだなと実感します。

09:惑星の唄

作詞・作曲・編曲:Heart's Cry

今までになかった楽曲で、壮大な楽曲です。

穏やかな、しかし切ない宇宙を表したようなこの曲は、丁寧なのに切なく胸が締め付けられるようなボーカルの歌い方が特徴的です。

幻想的で、しかしやはりしっとりして切ないこの楽曲は、バラードとはまた違ったような雰囲気の楽曲でこの曲でも聴き手を楽しませてくれます。

10:翼の行方

作詞・作曲:安田史生 編曲:森空青

爽やかなギターのリフと軽やかなドラムのリズムが印象的な楽曲。

ボーカルもどこか軽やかで可愛らしく、爽やかに歌われているこの曲は、気持ちいい晴れた午後にでも聴きたい一曲になっています。

爽やかな印象が強いこの楽曲ですが、歌詞に注目すると少し切なく、どんな人にも共感をよべるのではないかな、と個人的に思える歌詞です。

11:虹の音

12:Daydream

作詞:大塚利恵 作曲・編曲:津波幸平

リズム感がとても癖になり、ギターのリフやリズムが印象的な楽曲。

歌詞もポジティブなもので、心の底からウキウキするようなものに仕上がっています。

ボーカルの透明感も健在で、それがまたこの楽曲を盛り上げる要素となっています。

落ち込んだときに聴きたい、爽やかな楽曲です。

13:KASUMI

作詞・作曲・編曲:新井弘毅

透明感のあるボーカルなのに、生きていると何かにつけ後悔がつきまとうこの人生について考えさせられる楽曲です。

リズム感がとても癖になり、サビに入る際とサビ終わりの際にボーカルのみになる部分がさらに余韻を残し、いいものだなと思います。

サビではきれいな高音を出していたボーカルが曲の後半では少し低いボイスで歌っているというのもギャップがあっていい楽曲です。

14:A New Day

作詞:Eir 作曲・編曲:安田貴広

この楽曲は彼女自身が作詞した楽曲の中でもとても素直な歌詞で個人的に好きです。

落ち着いた曲調と、シンプルにおさめた楽器類、彼女自身のコーラスで上手く表現された曲の世界観がさすがだと思います。

無理に飾らなくてもいいんだと言う安心感を聴き手に伝えてくれているような、そんな楽曲です。

 

3rd『D'AZUR』

このアルバムは2015年6月24日に発売されています。

01:awakening

作曲・編曲:篤志

このアルバムのOPのような楽曲。まるでこれからショーが始まる。

ショーは演者とゲスト(この場合は聴き手の私達)でつくるもの…、一緒に何かを始めるワクワク感やドキドキ感を表した楽曲だと思います。

02:IGNITE

03:ラピスラズリ

04:ゆらり

作詞・作曲・編曲:安田貴広

珍しく電子系の音から入るこの楽曲は、爽やかなボーカルとリズムギターが印象的なものになっています。

Aメロではリズム重視だったメロがBメロではなめらかなメロ重視に変わるところなどが聴き手を飽きさせない楽曲だということを痛感させられます。

サビでは一気に放たれるような開放感のある歌声が、彼女の音楽の世界へと招待されるような感覚になります。

05:シンシアの光

作詞・作曲・編曲:新井弘毅

少しバラードチックな印象から始まるこの楽曲はまさにミステリアスな夜に似合う楽曲です。

AメロからBメロ、そしてサビに至るまでさらっと飲み込める楽曲。

初めて聴くときでも耳馴染みの良い楽曲で、すぐにリズムを取りたくなってしまうような一曲になっています。

06:Quit

作詞・作曲・編曲:篤志

不思議でミステリアスな雰囲気のこの楽曲。その雰囲気が彼女の雰囲気にマッチしており、目が離せなくなります。

ボーカルはというと、透明感があるもののクールに歌い上げられており、楽曲自体のミステリアスな雰囲気と相まって更に楽曲を盛り上げる要素になっています。

それぞれの楽器も激しいもののように思えるのですが、しかし、どこか落ち着いているような感覚を与えてくれ、安心感があります。

07:Bright Future

作詞:Eir 作曲・編曲:黒須克彦

ロックチューンなこの楽曲は力強いギターが印象的です。しかし歌詞を聞いてみると儚く、応援歌のような歌詞で、勇気をもらえるような楽曲です。

激しいロックかと思いきや、はっちゃっけたような、しかしそれでもまるで「ひとりで悩まないで」というような意味が込められていそうな歌詞には、普段頑張りすぎている人にとっては少しうるっとくるような楽曲になるのではないでしょうか。

08:JUMP!!!

作詞:Eir 作曲・編曲:増谷賢

ドラムが印象的な楽曲。

「もっと楽しくなれるよ」というメッセージ力のある歌詞は、まるで自分に自信を持ってほしいと言わんばかりの力強いメッセージ性を秘めている楽曲のように思います。

あなたはあなたひとりしかいないんだよ、もっと自分を大切にして…そんなメッセージが歌詞から伝わってくる楽曲です。

09:幻影

作詞:Eir・大塚利恵 作曲・編曲:津波幸平

ドラムが心地良い楽曲。

ボーカルもところどころファルセットの目立つ部分があり、楽曲全体はクールでダークな印象が強いのに爽快感のある調和の取れた楽曲です。

特徴的なボーカルのリズム感がある楽曲なので初めて聞いてもノれる楽曲になっていると思います。

タオルをぶん回したくなる一曲です。

10:ずっとそばで

作詞:Eir・Saku 作曲・編曲:Saku

細くきれいなボーカルが心地良い楽曲です。

きれいな弦楽器に自然に入る電子系の音色と、落ち着いたドラム、ギターが次々とこの曲を彩っていきます。

歌詞はというと、「つらさを隠さないでいいよ」というメッセージ性の強いものになっています。

ゆったりと聞けるバラード調の楽曲ですね。日々すり減る心に癒しを与えてくれるような一曲になっています。

11:GENESIS

12:ツナガルオモイ

13:青の世界

作詞:Eir 作曲・編曲:重永亮介

きれいなピアノが印象に残る楽曲。シンプルな楽曲に仕上がっています。

シンプルに仕上がっているからこそ、ボーカルの実力が目立ちます。それでもきちんと場に負けないボーカルはさすがとしか言いようがありません。

青は藍井エイル彼女自身のイメージカラーでもあり、青の世界というタイトルは言い換えれば彼女の世界ということになるのかもしれませんね。

作詞は彼女自身ということで、彼女が歌について思っていることを、歌詞を通して世界観を知ることができそうな楽曲です。

14:BREAK OUT!

作詞・作曲:織田哲郎 編曲:篤志

不思議な感覚の楽曲です。

一気にテンポははやくなり、ギターが効いた楽曲になっています。ボーカルは力強く、少し乱暴かと思いきやきちんと丁寧に歌っており、ここでも存分に彼女の実力に酔いしれることができます。

リズムが独特なのに耳に残りやすいのがこの曲の特徴でもあると思います。

 

 

ベストアルバム楽曲

1st『BEST -E-』

このアルバムは2016年10月19日に発売されています。

01:翼

02:INNOCENCE

03:サンビカ

04:GENESIS

05:MEMORIA

06:シンシアの光

07:HaNaZaKaRi

08:クロイウタ

09:KASUMI

10:ツナガルオモイ

11:Lament

12:春~spring~

13:アカツキ

作詞・作曲・編曲:Saku

かっこいいロックチューンな楽曲。少しけだるげのようなボーカルも、やはり丁寧なものです。

ピアノとの調和が心地よく、ファルセットもとてもきれいなものになっています。

コーラスもきれいで幻想的です。勢いのある楽曲でも丁寧に心地よく歌えてしまう彼女が少し羨ましく思ってしまうような楽曲ですね。

 

1st『BEST -A-』

このアルバムは2016年10月19日に発売されています。

01:ラピスラズリ

02:AURORA

03:IGNITE

04:アクセンティア

05:シリウス

06:Bright Furute

07:シューゲイザー

08:アヴァロン・ブルー

09:コバルト・スカイ

10:frozen eyez

11:虹の音

12:GLORIA

13:レイニーデイ

作詞・作曲・編曲:新井弘毅

突き抜ける爽快感と、透明感が印象的な楽曲。

Bメロからサビへのリズム感がとても楽しい一曲です。コーラスの「レイニーデイ」がより一層の爽やかさを演出しています。

バックにクラップが入っていることも、ライブで盛り上がること間違い無しの楽曲構成になっており、しかし歌詞は少し迷いのある歌詞で、歌詞と爽やかな楽曲のイメージが相反するものなのにもかかわらず違和感のないものに仕上がっています。